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他者になりきる思いやりの心を持とう、の実践
コンサルティングをしている時に意識しているのは、プリンシプルのコアバリューの1つでもある「他者になりきる思いやりの心を持つ」ということ。
今日は旅館のコンサルティング会社のコンサルティングだったのですが、ここでなりきるのは3つ。
1つは旅館のコンサルティング会社様、もう1つがコンサルティング会社様のクライアントの旅館、もう1つがその旅館に泊まるお客様。
コンサルティング会社様の業績を上がる方法を考えるけど、提案が手間がかかることだったらやってくれないだろう。
価格競争は激しくなっていて、差別化もなかなかしにくくなっているんだろう。
お客様は何を基準に旅館を選んでいるんだろう。どうしたら当たり前の選び方ではなく、価値や特徴を支持して選んでくれるんだろう。
そんなことを考えながら、最小の取り組みで最大の効果が3者ともに出るような提案をしないといけない。
細かいことをたくさんやったらいいのかもしれないけど、それはどこかにだけ負担があったり、永続的ではなかったり、儲からなかったり。だからダメ。
それを築き上げるのが商品力であり、未来を創るということかもしれない。
コンサルティングとしてはクライアントに訪問するのは1ヶ月に1回。
だからこそその瞬間は誰よりも多くの他者になりきり、ベストな提案をしないといけない。
自分の視点だけではなく、3者の視点をさらに細分化して、例えば旅館に泊まるお客様も千差万別。その人たちにもなりきらないといけない。
だから老若男女、富める人も貧しい人も、こだわる人もこだわらない人も、どんな人にもなりきること。(なりきろうとすること)
この幅が色んな提案ができる幅になるし、提案がヒットしやすくなる可能性を高める。
自分の視点だけではなく、他者になりきること。
それが思いやりなんだろうと思う。
他者になりきることと、その他者にとって都合のいいことを言うこともまた違うのですが。
多くの時間を自分の視点以外の視点で生きるとコンサルタントになりやすいのかもしれません。